ニュージーランドでの生活に慣れてきた頃、ふと感じるようになったことがある。それは——
「車、スピード速すぎない?」ということ。
日本で生活していたときよりも、道を歩いていて車のスピードに恐怖を感じる場面が多い。特に、歩道のすぐ横をビュンと通り過ぎる車や、住宅街でも結構なスピードで走ってくる車には、思わずビクッとしてしまう。
今回はそんな「車のスピードが怖い」と感じたニュージーランドの交通事情について、日本との違いも交えながらリアルに書いてみたい。
【体感】え、なんでそんなに飛ばすの?
ニュージーランドでは、日本よりもスピードに対して“おおらか”な感覚を持っている人が多い印象だ。特にローカルエリアや郊外では、直線道路が多いからか、ものすごくスピードを出してくる車がけっこういる。
しかも道幅がそんなに広くないところもあるから、すぐ横をビュンッ!と音を立てて通過されると、めちゃくちゃ怖い。
住宅街とか、普通に子どもが遊んでそうな道でもスピードを緩めない車もいて、正直「それ、ほんとに大丈夫?」って思うことがある。
【横断時】止まってくれるけど、ギリギリまで速い
NZの良いところの一つは、「歩行者優先」の文化が根づいていること。横断歩道に立っていれば、多くのドライバーが止まってくれる。
ただ、その止まり方が怖い。
なんというか、日本みたいにだいぶ手前からスッと減速してくるのではなく、ギリギリまでスピード出したまま突っ込んでくる→急ブレーキ気味にピタッと止まるって感じ。
だから最初の頃は、「これ絶対止まらんやつやろ…」って焦って足がすくんでしまった。でも実際は止まってくれる。
止まってくれるんだけど、その“ギリギリ感”がほんとに怖い。笑
【バスもタクシーも速い】乗ってても怖いときある
これは歩行者だけの話じゃない。実はバスやタクシーに乗っているときも、スピードが速すぎてちょっと怖いと感じることがある。
特に坂道を下るときやカーブの多い道では、「いやいやそんなスピードで行く!?」と思ってしまう。スピード感に慣れてない観光客やワーホリ勢にはちょっとスリリングすぎる。
バスに立って乗っているときなんかは、体がふらつくくらい勢いがあるし、急ブレーキにも備えていないと危ない。
【住宅街も例外じゃない】生活圏なのに怖いスピード感
個人的に1番怖いのは、自分が歩いている住宅街で、突然速い車が通り過ぎる瞬間。
こっちはちょっとスーパーに歩いて向かってるだけ。しかも歩道も狭い。そんな中で後ろからビューン!と通過されると、ほんとに一瞬で心臓バクバクになる。
しかも夜なんかは、ライトがまぶしくてスピード感が余計にこわく感じる。田舎の道だと、そもそも街灯がほとんどないから、「頼むからゆっくり走ってくれ…」って思う瞬間が何度もあった。
【日本と違う感覚】交通ルールより「慣れ」で動く人も
もちろんNZにも法定速度はあるし、取り締まりもある。でも、感覚的には“ゆるい”空気感がある。日本だと「制限速度+αはダメ」っていう意識が強いけど、NZでは「道空いてるしちょっとくらい…」というノリの人も一定数いる。
そういう人に限って、住宅街でも止まらずに飛ばしてくるので、歩いている側からすると恐怖以外の何物でもない。
【対策】歩くときはどうすればいい?
慣れてくると、ある程度のスピード感にはびっくりしなくなるけど、やっぱり自分の身を守る意識は常に必要。
- 交差点では「止まりそうに見えても油断しない」
- 子ども連れや自転車の人は特に注意を払う
【まとめ】スピード感にびっくりするけど、慣れも大事
ニュージーランドでは、「車が怖い」というより、「スピードが怖い」と感じることが本当に多い。
でもそれは、こっちの道路事情や文化の違いもあるし、もちろん全部のドライバーが危ないわけじゃない。
ただ、慣れていないうちは本当にヒヤッとする瞬間も多いので、これからNZワーホリや旅行に来る人にはぜひ気をつけてほしいポイントだ。
日常の中で自然と慣れていく部分もあるけれど、「自分の身を守るのは自分」という意識だけは忘れないようにしたい。
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