一昨日、職場で締めの時に水が出なかった謎の話【NZワーホリ体験】

バイト

ニュージーランドでワーキングホリデー中の私が一昨日体験した、ちょっとした“事件”の話をします。

それは*職場での締め作業中に突然「水が出なくなった」という、シンプルだけどかなり困る出来事でした。

しかも困ったのはうちの店だけじゃなく、周辺の建物も含めて一帯が断水状態になっていたんです。

これがまた、なんともニュージーランドらしい展開で…。

普段通りの閉店作業中、異変に気づく

その日はいつもと変わらない営業日。

夜の営業が終わり、お客さんが帰って「さあ締め作業に入ろう」というタイミング。私はキッチンで食器洗いを始めようとしていました。

ところが…蛇口をひねっても、水が出ない。

「え、ついさっきまで普通に出てたのに…」と違和感を覚えて、他の蛇口も確認しましたが、すべての水が止まっている。

しかも、冷水もお湯もどっちも出ない完全停止。

周囲のスタッフも「え、なんで?」とざわつく

すぐに他のスタッフたちと情報を共有。みんな一斉に蛇口をひねるけど、結果は同じ。

「これは店の中だけの問題かな?」と思い、念のためトイレやホール側の手洗い場も確認。でもすべてアウト。

電気やガスは問題なし、水道だけがピンポイントで止まってる状態でした。

周囲のお店にも聞いてみたら…

不安になって、お店の外に出てみたスタッフが、向かいのカフェや近くのコンビニにも「水、出てますか?」と聞いてみたところ…

返ってきたのは、「いや、うちも出てない」という答え。

この時点で、「これはうちの店だけの問題じゃない」=近隣全体で断水が起きていることが判明。

とはいえ、店の中には特に「断水のお知らせ」など貼り紙もないし、事前に何か案内があったわけでもない。完全に“突然のトラブル”でした。

オーナーに連絡→「聞いてないけど、たぶん一時的」

スタッフがオーナーに連絡したところ、オーナー自身も断水の情報は知らなかったようで、

「工事かな?たまにあるんだよね、そういうの」

「しばらくしたら戻ると思うよ」

という、なんともニュージーランドらしい反応。

確かに、以前にも停電やネットの不具合が急に起きて「そのうち復活する」みたいなことはあったので、みんなも「またか〜」くらいの空気感でした。

作業が何もできない締め時間

水が出ないと、もう何もできません。

  • 調理器具が洗えない
  • 皿洗いもできない
  • モップがけ用の水も取れない
  • スプレーの詰め替えもできない

つまり、店をきれいにして閉めるという一番大事な作業がすべて止まる状態。

普段ならサクッと終わらせて帰れる時間なのに、誰も何もできず、キッチンに棒立ちすること30分…。

周辺の人たちも「水出ないわ〜」で終わる

ちょっと驚いたのは、周囲のお店の人たちの反応がやけに冷静だったこと。

「出ないね〜」

「たぶん夜中には戻るっしょ」

「水道局に電話してもつながらないし、まぁ仕方ないよね」

…日本だったら、断水が起きたら「原因は?」「対応は?」とバタバタするのが普通だと思うんですが、こっちの人たちは“こういうこともあるよね”で済ませてしまう。

文化の違いを肌で感じました。

結局、水は最後まで復旧せず

私たちは30分ほど待ち、再度何度か蛇口をひねってみましたが、水はまったく戻らず。

オーナーの判断で「今日は作業できないし、これ以上いても仕方ないから、帰っていいよ」とのことになり、全員予定より早く帰宅することに。

翌朝、出勤したスタッフに聞いたところ、朝7時ごろには水が復旧していたそうです。

日本との違いを実感する経験だった

今回の断水騒動で感じたのは、“トラブルへの対処の仕方”の違い。

日本だったら:

  • 即座に原因を調べる
  • 管理会社や市に問い合わせる
  • 対応マニュアルが発動する

ニュージーランドでは:

  • 「たぶん一時的だね」
  • 「しょうがないよ、今日は諦めよう」
  • 誰もイライラしない

どちらが良い悪いという話ではないけれど、この“ゆるさ”に最初は戸惑っていた自分が、いまは「まぁこんなもんか」と思えているのが、ちょっと面白かったです。

まとめ:こういう“謎トラブル”も含めてワーホリ

水が出ない。

しかも締め作業のタイミングで。

でも誰も怒らないし、焦らない。

こういう体験こそが、「海外で生活してるなぁ」と実感する瞬間です。

日本では絶対に起きないようなことが、海外では“よくあること”として流れていく。それを実際に体験すると、自分の価値観や当たり前がどんどん変わっていくのがわかります。

ワーホリって、英語力や仕事経験だけじゃなくて、“世界のゆるさ”や“想定外の面白さ”を学ぶ時間なんだなと思った出来事でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました