日本からニュージーランドにワーキングホリデーで来て、まず驚いたのは「ビーガン文化」の浸透ぶりでした。
正直、日本にいたときは「ビーガン=完全菜食主義者」くらいの認識しかなく、身近にそういう人もいなかったし、外食しててもビーガン対応メニューなんて見たことがありませんでした。でもニュージーランドに来てからというもの、街のあちこちでビーガン向けの料理や商品を見かける日々が続いています。
今回は、そんな「日本ではあまり見かけないけど、ニュージーランドでは当たり前」なビーガン文化について、自分の体験をもとに書いてみます。
え、これもビーガン?スーパーの商品がすごい
まず驚いたのがスーパーでの買い物。
たとえば、普通のチョコブラウニーやマフィンのパッケージに、さりげなく「Vegan(ビーガン)」のマークが書かれていたりします。しかも、そういった商品がひとつふたつじゃなく、当たり前のように並んでいるんです。
さらに、ソーセージやハンバーガーの代替肉、チーズの代替品も豊富。
「Meat Free」「Plant Based」「Dairy Free」などの表示がある冷凍食品や惣菜が普通に棚に置いてあって、選ぶ楽しさすらあるレベルです。
私が実際に食べたオーツミルク使用のチョコクッキーなんて、ビーガンと言われなければ気づかないほど美味しくて、全然違和感なしでした。
カフェやレストランでもビーガンが自然に選べる
日本では「ビーガン対応してますか?」と聞くと、ちょっと警戒されるような空気がありますが、ニュージーランドでは真逆。
たとえば、どこのカフェに入っても「オーツミルクに変更OK」「ビーガン対応可能」とメニューに普通に書いてあるし、バリスタに聞くと当たり前のように「これはビーガンだよ」「これはベジタリアン」と説明してくれます。
中には完全ビーガン専門のレストランもあって、友達に連れていってもらったときは本当にびっくり。
見た目も味も普通の料理とまったく変わらないどころか、「これ肉使ってないの!?」っていう驚きのクオリティで、ビーガンに対するイメージが完全に変わりました。
ビーガン文化がここまで浸透してる理由は?
どうしてニュージーランドではビーガンがここまで一般的なんだろう?と思って少し調べてみたのですが、理由はいくつかあるようです。
- 環境問題への関心が高い
- 動物福祉への意識が進んでいる
- 多様な国籍や宗教の人が住んでいて、食文化が多様
- 健康志向が強いライフスタイルの人が多い
実際に生活していると、スーパーのオーガニック食品コーナーやプラントベース商品がとても充実しているし、エコバッグ文化やリサイクル意識も高くて、「自然にやさしい生活」を意識してる人が多い印象です。
日本とのギャップにちょっとびっくり
正直、日本ではここまでビーガンが浸透するのはまだまだ先だと思います。
たとえばコンビニで「ビーガンおにぎり」や「ビーガン弁当」を見かけることもないし、飲食店で「ビーガンにできますか?」と聞くのもちょっと勇気がいる。
アレルギー表示は増えてきたけど、「プラントベース」や「動物性不使用」といった情報はほとんど見かけません。
ニュージーランドに来て、ビーガンは「一部の人が特別な理由で選ぶもの」じゃなく、ふつうに“ライフスタイルのひとつ”として受け入れられていることに驚きました。
私自身が変わったこと
自分自身がビーガンになったわけではありませんが、こっちで生活してからというもの、ビーガン商品を選ぶことが増えました。
たとえば、
- オーツミルクのラテの方が美味しいと感じる日がある
- ビーガンカレーやビーガンチョコを自然と買っている
- 動物性の食品に「代わり」がちゃんとあると知ったことで、選択肢が広がった
「ビーガン=我慢」じゃなくて、「ビーガン=選べる楽しさ」になってきてるのを実感しています。
まとめ:ニュージーランドで知った新しい食文化
ニュージーランドに来て、ビーガン文化という“日本ではまだ珍しい価値観”に触れたことで、食生活の選び方や考え方が広がりました。
もちろん全部を真似する必要はないけど、「ビーガンって実はおいしいし、楽しいんだな」という発見は、日本では得られなかった経験でした。
今後もし日本でもこうした商品やお店がもっと増えて、もっと気軽にビーガンが選べるようになったら、きっとたくさんの人が「ちょっと試してみようかな」って思うはず。
これからワーホリに行く人、海外生活に興味がある人、健康志向の人、そしてちょっと環境や動物のことを考えたい人にとって、ニュージーランドのビーガン文化はきっと刺激になると思います!
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