ワーホリ=英語漬け生活だと思ってたけど…
「ワーキングホリデーに行けば、自然と英語が話せるようになる」「現地の人とたくさん関わって、国際的な生活ができるはず」——正直、日本にいるときの私はそう思っていました。
でも、いざニュージーランドでのワーホリ生活が始まってみると、理想と現実は大きく違っていて。
英語がうまく聞き取れない、何を言えばいいかわからない、文化の違いに気をつかいすぎて疲れる…。そんな毎日のなかで、ふと関わった日本人の存在が、驚くほど安心感をくれたんです。
この記事では、実際に体験した「やっぱり日本人がいちばん落ち着く」と感じた瞬間をいくつか紹介しながら、「英語環境に身を置きたいけど、日本人との関わりも必要だ」と思うリアルな気持ちをまとめてみました。
① 文化も言葉も通じるって、想像以上にありがたい
まず、日本人と話すと前提の共有があるということに気づかされました。
「寒いときはこたつが恋しいよね」
「トイレットペーパー高すぎて使いにくいよね」
「バス時間どおりに来ないのもう慣れた?」
——こんな他愛ない話が、説明なしで通じる。
英語で伝えようとすると、文化背景から説明しないといけないけど、日本人同士なら「あるある」で通じる。それって、ほんとうに心がラクなんです。
② 英語の失敗談を笑って共有できる安心感
ワーホリ中は英語で失敗することもたくさんあります。
言いたいことが伝わらなかったり、変な返しをしてしまったり。落ち込むことも少なくありません。
そんな中「英語力が足りない自分=ダメ」じゃないと気づけたのも、日本人の友達との会話からでした。
③ 困ったときに助け合える安心感
例えば、スーパーの使い方がわからないとき、SIMカードの設定がうまくいかないとき、バスカードの買い方に戸惑ったとき。
英語が堪能じゃないと、ちょっとしたことでも不安になる場面はたくさんあります。
そんなとき、近くにいた日本人が
「それだったらこのアプリ使った方が楽だよ」
「ここから歩いて5分のところに○○があるよ」
と声をかけてくれたことが何度かありました。
海外にいると、「ちょっと助けて」が言いにくい。
でも日本人同士なら、感覚的にも距離が近いから、自然と助け合える雰囲気があるんですよね。
④ 英語環境を求めつつ、日本人とのバランスも大事
「せっかくワーホリに来たんだから、日本人と関わってばかりじゃ意味ない」
——たしかにそれも一理あります。でも、無理してすべてを英語だけで完結させようとすると、心がしんどくなることもあるんです。
私は職場こそ英語環境ですが、それ以外では日本人と話す時間がときどきあります。そのたびに、「心が回復する」感覚があります。
言葉だけじゃなく、価値観や感覚が近い人と話すことで、自分の中のエネルギーが戻ってくる。
そしてまた、英語環境に戻っていける。そんな良い循環ができてきた気がしています。
⑤ 英語力も大事、でも“安心できる居場所”はもっと大事かも
ワーホリ生活は楽しいことも多いですが、思ったより孤独もあるし、語学の壁も現実です。
そんな中で、自分が安心できる人間関係を持つことが、思っていた以上に大切だと実感しています。
その「安心できる存在」がたまたま日本人であっても、それは甘えでも逃げでもない。
むしろ、そうやって自分の心のバランスを保つことが、長く海外生活を続けていくコツなんだと思います。
まとめ:日本人だからこそわかり合える“優しさ”に救われている
ワーホリに来たからといって、「ずっと英語環境でないとダメ」と思いすぎる必要はない。
それよりも、自分が安心できる人との時間を大事にすることのほうが、ずっと意味があると今は思っています。
確かに日本人同士でつるみすぎると英語力は伸びにくいけれど、それを理解したうえで、心を回復させる手段として“日本語での会話”を選ぶことは悪くない。
英語も、日本人の優しさも、どちらも大切にしていきたい——
そんな気持ちを持って、これからもワーホリ生活を続けていこうと思います。
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