毎日英語を聞いてるのに…伸びない。焦る日々と、少しの希望

挑戦

ニュージーランドに来てもうすぐ2ヶ月。最近また、「英語ができない」という感覚に悩まされている。

毎日職場で英語を聞いて、休みの日もなるべく英語のYouTubeやTikTokを見るようにしている。でも、いまだに何か言われるたびに聞き返すし、返事もワンパターン。「うん」と頷いてるだけで、実はちゃんと意味を理解していないことも多い。

「こんなに英語に囲まれてるのに、どうして伸びないんだろう」

そんなふうに感じる日が、ここ最近また増えてきた。

職場では英語で注文を取ったり、質問に答えたりする必要がある。でも、相手がちょっと早口だったり、言い回しが自分の知らない形だったりすると、もう頭がフリーズする。言葉を聞き取るだけで精一杯で、自分の言いたいことを英語にする余裕なんて、ほとんどない。文法が合ってるかどうかなんて気にしていられないし、それ以前に単語すら出てこないこともある。

来たばかりの頃は「最初はこんなもんだろう」と思えていた。でも、1ヶ月以上たった今、「このペースで本当に大丈夫なのか?」「ちゃんと伸びてるの?」と、不安ばかりが膨らんでいく。

自分より後に来たワーホリの人が、英語をペラペラ喋っていたり、地元の人と楽しそうに会話しているのを見ると、正直焦る。比べたって仕方がないと思っていても、どこかで「自分は全然ダメなんじゃないか」と思ってしまう。特に、仕事の面接や電話対応でうまくいかないと、「やっぱり英語力のせいだ」と感じてしまう。

それでも毎日、少しでも英語に触れるようにしている。日本語のYouTubeを観たい気持ちをぐっとこらえて、英語のチャンネルを再生する。聞き取れないなりに、雰囲気だけでも掴もうとする。TikTokの英語の字幕を読んだり、わからない単語を調べたり、職場のメニューを頭の中で英語で復唱したり。

それなのに、「思ったより伸びない」。

それが今、一番のもどかしさかもしれない。

「毎日英語を聞いてれば、自然と話せるようになるよ」

そう言われたこともあるけど、それはある程度聞き取れている人の話なんじゃないか、と思ってしまう。今の自分にとっては、英語のシャワーというよりは、英語の豪雨。聞き流すなんて無理で、ひとつひとつ必死で拾おうとしている状態だ。

でも、よく考えてみたら、来たばかりの頃よりは、ほんの少しだけど成長している部分もある。例えば、前は何を言われても「え?」って聞き返していたのが、今はなんとなく聞き取れる単語が増えた。言いたいことを文章にできなくても、「I’m not sure」や「Can you say that again?」など、使えるフレーズを咄嗟に出せることも増えてきた。

劇的な変化ではない。自分では気づかないほどの小さな成長かもしれないけど、ゼロではない。焦りの中にいると、「全然進んでない」と思い込んでしまうけど、振り返ってみれば、最初より少しだけ前に進んでいる。

語学って、努力が見えにくいし、すぐには結果が出ない。ダイエットみたいに数字でわかるものでもないし、TOEICの点数みたいなものを目指しているわけでもないから、成長が曖昧で苦しくなる。特に「話す・聞く」は、自分一人では練習しづらいから、余計に不安になる。

だけど、「英語ができない」と悩んでいる今この瞬間も、英語と向き合っている時間の一部なんだと思う。悔しいと思う気持ち、落ち込む気持ちも全部、自分の英語の一部になっていく。簡単に伸びないからこそ、続ける意味があるのかもしれない。

きっと、1年後にこのブログを読み返したら、「あの頃、こんなことで悩んでたんだな」って思える日が来る。そう信じて、今日も英語に耳を傾ける。

一気には伸びない。でも、きっと少しずつ。

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