はじめに:ワーホリは“ひとつの正解”がない旅
ニュージーランドでワーキングホリデーをしていて、ふと気づいたことがあります。
それは、「ワーホリに来る人たちの目的は、本当にバラバラだ」ということ。
お金を稼ぐために来た人もいれば、英語を学びたい人、人生経験を積みたい人。
中には「働くのは最低限で、旅行や趣味を楽しむために来た」という人もいます。
今回は、私自身がニュージーランドで出会ったワーホリ仲間たちを通して感じた、ワーキングホリデーの多様な目的と、それぞれのスタイルについて紹介していきます。
出稼ぎ目的:少しでも多く稼ぎたいというリアル
ワーキングホリデーで特に多いと感じるのが、「出稼ぎ」目的の人たちです。
「日本より時給が高いから、その差額で稼げるうちに稼ぎたい」
「帰国後のために貯金を増やしたい」
「将来の留学資金を貯めたい」など、動機はさまざまですが、とにかく“できるだけ働く”ことを重視している人たちです。
「旅行や観光は興味ない。とにかく稼げるうちに稼ぎたい」と言っていた人もいて、ワーホリ=自由気ままな生活というイメージとは少し違う現実を知りました。
英語力アップ目的:語学学校+バイトの人も
また、一定数いるのが、英語力を上げるために来た人たちです。
「TOEICのスコアを伸ばしたい」「留学の前段階として英語圏で生活してみたい」など、目的意識がはっきりしています。
彼らは語学学校に通ったり、あえて英語環境のカフェやローカルレストランで働いたりして、“英語漬け”の生活を作っています。
でも、現実的には英語だけに集中できるわけでもなく、生活費を稼ぐためにジャパレスで働く人も多い印象です。
そんな中でも、英語環境に一歩でも近づこうと努力している姿は、本当に刺激になります。
経験目的:人生の1ページとしてのワーホリ
一方で、「特に何か明確な目標があるわけじゃないけど、新しい経験をしたくて来た」という人もいます。
これは実は、私自身にも少し当てはまるかもしれません。
- 海外で暮らすってどんな感じ?
- 知らない文化の中に飛び込んでみたい!
- 今しかできないことをしてみたい!
そんな“体験重視”のワーホリも、立派な目的のひとつです。
実際、「働くのも必要だけど、それは生活するため。メインは旅や体験」と話す人たちもいました。
そういう人は、少しお金を貯めては旅に出て、また帰ってきて仕事をして…というサイクルで自由に暮らしています。
貯金を使い切る覚悟の人たちもいる
おもしろいのが、「貯金を使い切ってでも来たかった!」という人たちも一定数いること。
「ホリデーのための“ワーキング”ホリデーだから、多少赤字でも気にしない」という考え方。
最初から「これは投資」と割り切って、旅・経験・語学に全力で使う姿勢も潔くて、尊敬すら覚えます。
自由と責任はセットだと改めて感じました。
私が思ったこと:他人と比べなくていい
いろんな目的の人がいる中で、最初は「自分はこれでいいのかな?」と不安になった時期もありました。
でも今は、“自分のペースで、自分の目的に正直でいることが大事”だと思っています。
- 稼ぐ人がいてもいい
- 英語に必死な人がいてもいい
- 思い出作りに全力な人がいてもいい
それぞれの価値観があって当然。
だから、自分のやりたいことを大切にしながら、他人と比べずに、今を楽しむことが一番大事なんじゃないかと感じています。
おわりに:ワーホリに“正解”はない
ワーホリには、ひとつの正解なんてありません。
- 働きまくって大金を稼ぐもよし
- 英語に全力を注ぐもよし
- 人生を旅にかけるもよし
「なぜ来たのか?」は人それぞれ。
だからこそ、たくさんの価値観や生き方に触れるチャンスでもあります。
これからワーキングホリデーに来ようとしている人にとっても、今まさに悩んでいる人にとっても、“あなたの目的”がブレなければ、それが一番の正解だと私は思います。
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