ニュージーランド・ウェリントンでワーキングホリデーをしていると、ふとした瞬間に「あれ、日本でよく見かけてた〇〇って、こっちにはないな」と思うことがあります。
特にそれを強く感じたのが、日本の有名チェーン店についてです。
アジアンスーパーやローカル日本食レストランは多い
まず最初に伝えておきたいのは、ウェリントンにはアジア系の食材や日本の調味料が買えるアジアンスーパーは意外と多いということ。
市内中心部にも数軒あって、キッコーマンの醤油や味噌、カレールウ、お好み焼き粉なんかも手に入ります。
それに、日本食レストランもかなりあります。
・ラーメン
・寿司
・カツ丼
・照り焼きチキン
などは、わりとどこでも見かけます。
だから、「日本の味がまったく恋しくならないか?」と言われると、そんなことはありません。むしろ、困らない程度に手に入るので安心です。
でも、一つ大きく違うのは——
日本の“あのチェーン店”はガチで一つも見たことがない
すき家、吉野家、松屋、スシロー、くら寿司、はま寿司、CoCo壱番屋、丸亀製麺、天下一品…
日本ではどこの街にもあって、当たり前のように看板を見ていたこれらの全国チェーン。
ウェリントンでは、本当に一つも見ません。
Googleマップで検索しても出てこないし、歩き回っても当然見つからない。
「スシローとか出店してないかな〜」と思って調べても、まったくヒットなし。
「日本食」だけど「日本のチェーン」じゃないという現実
ウェリントンで見かける日本食レストランは、現地のオーナーがやっていたり、NZ在住の日本人が個人で経営しているお店がほとんど。
だから味も見た目も、「ちょっと日本っぽいけど、あくまでローカライズされた“Japanese style”」という印象を受けます。
特に寿司なんて、日本の感覚からすると別物です(笑)
たとえば:
- 寿司ロールにチキンカツやアボカドが入ってる
- ソースが上からベチャっとかかってる
- 握り寿司はほぼ見ない
「なんか違う…」と思いつつも、NZではそれが“普通の寿司”として愛されています。
チェーン店がないからこそ、ありがたみに気づく
正直、日本にいたときはすき家の牛丼やスシローの寿司を「まあ、安くて早いから行くか〜」くらいのノリで使っていました。
でも、今は本当に恋しい。あの安定感、味のクオリティ、そしてコスパの良さ…。
ウェリントンで外食をすると、ラーメン1杯で20〜25ドル(約1,800円)は当たり前。
それに比べて、日本のすき家で牛丼並盛が500円くらい?で食べられるって、神コスパすぎません?
日本の外食チェーンって、本当にすごかったんだなと海外に来て初めて気づきます。
「どこにでもある」が「どこにもない」に変わると、価値が見える
毎日目にしていた看板や、慣れ親しんだメニューが、「当たり前じゃなかったんだ」と気づく瞬間。
それが、ワーホリに来てよかったなと思える理由のひとつです。
ウェリントンには確かに日本の文化がある程度は根づいていて、アジア系の食材もレストランもそれなりにあります。
でも、「チェーン店がある=日本がある」わけじゃない。
“あの味をまた味わいたい”という気持ちが、次の帰国の楽しみになるし、今を大切に生きるモチベーションにもなっている気がします。
まとめ:ないからこそ、ありがたい。NZ生活で感じる日本チェーン店の存在感
- ウェリントンにはアジアンスーパーも日本食レストランもある
- でも、日本の有名チェーン店は一切見かけない
- ローカライズされた“日本風”のごはんが中心
- 外食コストが高いので、日本のコスパの良さがしみる
- 海外に出て初めて、日本のチェーンの凄さに気づける
日本のチェーン店が恋しくなったら、それは今のNZ生活がちゃんと「異国」になってる証拠。
そんな自分の感覚も、大事にしていきたいなと思います。
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