ニュージーランドに来て驚いたことの一つ。それは「寿司にアボカドが入ってる率が異常に高い」ってこと。日本で寿司といえば、まぐろ、サーモン、えび、たまご…って感じだけど、こっちではとにかく何にでもアボカドが入ってる。
しかもそれがメインかのような存在感。最初は面白がってたけど、最近ちょっとキツくなってきた…。
寿司=アボカド?ニュージーランドの不思議な寿司文化
ニュージーランドでは、スーパーでもレストランでも、寿司のラインナップにアボカドが90%くらいの確率で入っている。しかもただのトッピングじゃなく、ど真ん中にドンッと入っているメイン具材扱い。
例を挙げると:
- アボカド+サーモンロール
- アボカド+照り焼きチキンロール
- アボカド+ツナロール
- アボカド+えび天ロール
っていうか、「+アボカド」じゃない寿司のほうが少ないくらい。
なぜアボカドが寿司に入っているのか?
調べてみたところ、理由はいくつかあるようです。
1. ヘルシー志向
ニュージーランドでは「ヘルシー=アボカド」みたいなイメージが強い。健康志向の人たちにとって、アボカドはビタミンも脂質も豊富な“スーパーフード”という位置づけ。
だから「ヘルシーな和食である寿司」と「ヘルシーな食材であるアボカド」が勝手に合体してしまったっぽい。
2. アボカドが安くて手に入りやすい
日本ではアボカドってやや高級なイメージあるけど、こっちではスーパーでゴロゴロ売ってるし、値段もお手頃。つまり、寿司に入れてコストを抑えるための材料として使われているという背景もある。
3. カリフォルニアロール文化の影響
実はこの「アボカド寿司文化」、アメリカ発祥のカリフォルニアロールが元ネタ。海外でよく見る逆巻きロール(海苔が内側、ご飯が外側)にアボカドを入れるスタイルが世界的に広がり、それがニュージーランドにも流れてきた形らしい。
正直、アボカド寿司って合わなくない?
ここまでアボカド推しの理由を並べたけど、個人的にはどうしても納得いかない。
というのも:
- アボカドのねっとり感が寿司のシャリと合わない
- 醤油とアボカドの相性が微妙
- わさびとの相性も最悪(ほぼ消される)
- そもそもアボカド入ってない方がネタの味がはっきりして美味しい
たとえばサーモンロールを食べたいのに、アボカドが邪魔してきてサーモンの風味が半減する。
チキン照り焼きにアボカドを合わせるなんて、もはや日本の寿司からは想像もつかない組み合わせ。
「アボカド苦手=寿司食べずらい」という現実
海外に来て改めて気づいたけど、日本の寿司って本当に繊細で素材の味を活かしてるんだなって感じる。
こっちの寿司は、どちらかというと“サンドイッチ感覚”に近い。
ボリュームがあって、味がしっかりして、見た目もカラフル。
でもそのせいで、「アボカド苦手」な人にとっては選択肢がかなり狭まる。
【まとめ】日本人からすると違和感。でも慣れもある?
正直まだ慣れないけど、これは文化の違いだし、「郷に入れば郷に従え」ってやつなのかもしれない。
アボカドが好きな人にとっては天国かもしれないけど、個人的にはもう少しアボカド控えめでもいいかな…。
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