ニュージーランドのワーホリ生活で、レストランのバイト中に「What kind of rice?(どの種類のお米?)」と聞かれて正直びっくりした。
えっ、お米に種類なんてあるの?
「白ごはん」とか「ライス」じゃだめなの?って心の中でパニック。
今回は、お米に種類があるってことを初めて知った瞬間の驚きと、実際にどんな種類があるのか、そしてNZでよく使われているお米の特徴について、自分の体験を交えながらまとめてみる。
「What kind of rice?」と聞かれた衝撃
ある日のバイト中。お客さんが料理を注文してきたときに、「What kind of rice do you use?」と聞いてきた。
私は頭が真っ白に。
「え…ごはんって、白いのしかなくない…?」「ジャポニカ米って言うのか?でも英語でなんて言うの?」と、とっさに答えられなかった。
そのときは上司が「Sushi rice」って説明してくれて助かったんだけど、
「お米に種類がある」なんて今まで考えたこともなかった。
日本にいたときはスーパーで「新潟産こしひかり」くらいしか意識してなかったし、「ごはん=白米」っていう感覚だったから。
実はめちゃくちゃある、お米の種類
後から調べてみて、「お米の世界」って思ったよりも深かった。
お米は大きく分けて3つのカテゴリーに分類されるらしい:
① ジャポニカ米(Japonica Rice)
日本や韓国、中国の一部でよく食べられている、粒が丸くてもちもちしたタイプ。
・代表例:コシヒカリ、あきたこまち、ササニシキなど
・炊くと粘り気が強く、おにぎりや寿司に最適
・日本の“白ごはん”=ほぼこれ
② インディカ米(Indica Rice)
タイやインド、東南アジアでよく食べられている、細長くてパラパラした米。
・代表例:バスマティ米、ジャスミンライスなど
・炒飯やカレーに合う。粘りが少なくて軽い
・NZのアジアン系スーパーでよく売ってる
③ ジャバニカ米(Javanica Rice)
粒が大きく、やや硬め。東南アジアやアメリカで栽培されてることが多い。
・代表例:カリフォルニア米(Calrose)など
・見た目はジャポニカに似てるけど、食感は違うことが多い
・海外の「Sushi Rice」はこの系統のことが多い
ニュージーランドでよく見るお米たち
実際、ニュージーランドではどんなお米が流通しているのか?
スーパーやアジアングロッサリー、レストランでよく見かけるのは以下の通り:
- ジャスミンライス(Jasmine Rice)
→タイ料理によく使われる。香りがよくてパラっとしてる - バスマティライス(Basmati Rice)
→インド料理屋さんで定番。長粒でさっぱりした食感 - カリフォルニア産Sushi Rice(Calroseなど)
→日本食レストランや寿司屋でよく使用。日本米に近いけどちょっと硬め - 短粒の日本米(Nishiki, Shinode, Kokuho Roseなど)
→アジアンスーパーで入手可能。価格は高め
レストランで「何米か」って実は大事だった
料理に合わせてお米を変えるのは、味のバランスや食感を整えるため。
- カレーにはジャポニカよりインディカ(さらさらが合う)
- 寿司にはインディカじゃなくてジャポニカ(粘り気が命)
- 炒飯やピラフ系にはインディカがよく合う
お客さんによっては「グルテンフリーを気にしている」「白米より玄米希望」「ジャスミンは香りが強すぎて苦手」という人もいる。
だから、料理に使っているお米の種類を聞かれることって、海外では結構普通なんだと知った。
まとめ:お米の種類、意外と奥が深かった
「What kind of rice?」と聞かれて固まったあの日。
だけど、それがきっかけでお米に種類があるってことを初めてちゃんと知った。
ワーホリで働くと、こんなふうに“当たり前”が通用しない瞬間がたくさんある。
でもそれが面白いし、学びにもなる。
次に聞かれたら、自信を持って答えられるようになった自分にちょっとだけ嬉しくなった話でした。
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