【ニュージーランドワーホリ】地味だけど、ちゃんと成長してた日

バイト

今日は久しぶりに仕事で洗い物を担当した。

キッチンの中でも、洗い場ってなんだか特別な場所。火を使うわけでも、盛り付けるわけでもない。だけど、お店全体をスムーズに回すためには欠かせないポジションだと思う。

初めて洗い場を任された日は、正直パニックだった。

次から次へと届くお皿、重ねられた鍋、油でぬるぬるのフライパン、洗剤の泡がどんどん黒くなっていく。お湯の温度も高くて手がヒリヒリしたし、「英語で何か言われたらどうしよう」とビクビクしながら周りを気にしてばかりだった。

流し台の前に立っているだけで、時間が過ぎるのが怖かった。

でも今日、久しぶりに洗い場に入ってみたら、なんだかちょっと違っていた。

身体が自然と動く。

「この順番で洗えば効率いいな」とか「このお皿は後回しでいいな」とか、そういう判断が少しだけ早くなってた。

手を動かしながら、耳はちゃんと周りの会話を拾っていて、「あ、今これ必要そうだな」って感じることもできた。

なんてことないことだけど、私はちょっと嬉しかった。

ニュージーランドに来てもうすぐ2ヶ月。

正直、自分の中で「何か大きな変化があったか」と言われると、はっきり言えない。英語が爆発的に伸びたわけでもないし、新しい仕事をたくさん見つけたわけでもない。むしろ、時間を無駄にしてるんじゃないかと不安になる日だってある。

でも、こういう“気づかないうちにできるようになっていたこと”って、

たぶん私が思っているよりずっと大事なことなんじゃないかと思った。

成長って、目に見えるものだけじゃない。

誰かに褒められるわけでも、SNSで映えるわけでもない。

でも、1ヶ月前の自分と今日の自分がちょっとだけ違っているなら、それはちゃんと意味がある。

「地味だけど、ちゃんと成長してた日」

このワーホリ生活、毎日がキラキラしてるわけじゃない。

むしろ地味で、思うようにいかないことのほうが多い。

だけど、今日みたいにふと自分の変化に気づける瞬間があると、

「来てよかったな」って思える。

小さなことを大事にできる自分でいたい。

派手じゃなくても、誰にも気づかれなくても、自分だけが「ちょっと嬉しい」って思えることをちゃんと感じていたい。

明日も、少しずつ。

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